はじめての転職

転職を考え始めた方に・・・

「お金」をとるか？それとも「やりがい」をとるか？

さてさて、あなたなら転職する際に、次のような選択肢があった場合にどちらを選びますか？

１．「仕事自体はそれほど楽しくはないけれど、給与、給料が上がる」

２．「給与は下がってしまうけど、仕事自体はとても楽しい」

近頃は、給与・待遇面以外の要素を重視し、転職する人が増えているようです。
これまでの転職事情や就職事情といえば、やはり有名な会社や安定企業が望まれて機ました。たしかに、企業規模などで安定性や将来性を判断することができます。そういう会社であれば、長く勤めれば収入も右肩上がり、退職金もそれなりに期待できました。いわゆる団塊世代に普及した終身雇用の文化です。

しかし、現在は大手企業だからといって安心することはできなくなりました。大手企業といっても不祥事があって企業イメージが崩れると、大幅なリストラをおこなったり、最悪の場合は倒産にまで追い込まれます。また、同じ会社で働き続けても、、成果主義の評価制度が取り入れられることによって、収入格差が生まれてくる時代になりました。長年働けば、それだけで給料が上がるというのは過去のことになりつつあります。

そんな環境の中で、人が企業を選ぶ基準が多様になってきています。転職の際でも、学生が就職する際でも同じです。自分自身にとっては、仕事で収入面以外で得られる”幸せ”や”満足”とは何であるかということを真剣に考えるようになったわけです。ベンチャー企業が好まれる理由もそこにあるのかもしれません。

では、あなたは仕事でどんなことで満足を感じることができますか？

格差社会、勝ち組と負け組という言葉もすっかり定着してきましたが、高い収入を得ていたり、重要なポストを獲得する人が必ずしも「勝ち組」とはいえません。人生を楽しく充実して過ごせている人こそ、真の意味で「勝ち組」であるといえるのではないでしょうか。

ほとんどの人が転職を考えるのは、いまの会社に少なからず「不満」を感じているからです。しかし、かといって今の状況からとにかく逃げたい」からといっても、なかなか自分が満足できる転職先はなかなか見つからないのが実情です。

ですから、まずはこれまで自分が経験してきた仕事の中で「どんな時に仕事が楽しいと感じたか」ということをまずは分析してみましょう。そうすれば、どんなタイプの職や会社を見つけるべきかがおのずと見えてくるでしょう。もしかすると、いまの仕事の中で、満足感や充実感を得られるようになることができるかもしれません。